ことばのリボン「モノとの向き合い方」
今週もお付き合いただき、ありがとうございました。
しばらく修理に出していた時計と万年筆が、やっと戻ってきました。
一筋縄ではいかない雰囲気で、厄介だったけど(お金もかかったし汗)
だからこそ、益々愛着が沸いてきた気がします。
どちらも代用品はいくらでもあって、修理に出すまでは
さほど意識もせずに使っていました。
でも、そうじゃなかったんです。
意外と出番が頻繁だった時計。
適度な重みとインクの質感に、手が馴染んでいた万年筆。
ほぼ同時に戻ってきた二つのアイテムから、
声を掛けられている気持ちになりました。
大切なものの定義は、人生の折々で違うけれど、
ずっと使い続けたいと思うモノに囲まれていたら、
間違いなく幸せです。
でも。
だからと言って、インスタントなモノを排除するつもりも無くて。
今の世の中、そこに頼っている部分も多いですし。
自分にとって、心地よいと感じる絶妙なバランスで、
モノと向き合えたら、豊かな気持ちになれるんじゃないかな。
さてと。
今度の仕事が一段落したら、じっくり部屋を見渡してみようっと。
良い週末を!